2009年2月16日月曜日

ノミの寄生で犬猫におこる病気

ノミによる問題
ノミに寄生されると次のような問題がおこる可能性があるので注意して下さい!
  • ノミ刺咬症・・・ノミが吸血する時に刺される刺激でかゆみや皮膚炎になります。
  • ノミアレルギー・・・ノミにくりかえし刺咬されることでアレルギー性の皮膚炎がおこります。皮膚が赤くなったり、膿むなどの症状が出ます。一度アレルギーになると治らないので、ノミにさされないように十分注意する必要があります。
  • 瓜実条虫症・・・犬や猫の体の中に寄生する「瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)」に感染する危険があります。ノミの体内に寄生している瓜実条虫の幼虫を、犬猫がノミごと飲み込むことが原因で感染します。瓜実条虫は小腸に寄生します。症状は下痢をしたり、吐いたりします。寄生されると犬猫の糞のなかに、白っぽい米粒状の7ミリくらいの瓜実条虫のかけらが動いているのを見つけることができます。ノミの体内には寄生虫がいることもあるので、愛犬愛猫の体の上でノミをつぶさないようにしましょう。
  • 猫引っかき病・・・バルトネラヘンセラという菌に感染しておこります。人間にも感染します。ノミがバルトネラヘンセラ菌に感染している猫の血液を吸って、体内で菌を増殖させて糞に出します。その糞の感染菌を爪や歯にくっつけた感染猫にひっかかれると感染します。猫は感染しても症状は特に出ません。人間が感染すると、引っかかれた部位がひどく腫れたり、リンパ節の腫れ、発熱が起こることがあります。
  • 貧血・・・たくさんのノミに寄生され、吸血されると貧血になることがあります。
ノミは人間にも寄生ます。アレルギー性皮膚炎や、ペストなどの他の病原体を媒介するので対策が必要です。愛犬・愛猫がノミにかかってしまった場合やノミ予防には先日記載した犬猫のノミの予防方法動物の対処方法を参考にして下さい。

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