2009年5月8日金曜日

フィラリアとは?ーフィラリアについてー

愛犬の毎年1回のフィラリア検査の時期ですね。
動物病院に行く機会も増えます。
この時期よく耳にするフイラリアとはどのようなものなのでしょうか?
  • フイラリアとは
心臓の右心室肺動脈に寄生する白い糸状の寄生虫です。
感染動物の血を吸った蚊に吸血されることで感染します。
特に蚊が多い夏に注意が必要です。
  • どんな動物に感染するの?
特にイヌ科動物(イヌ、タヌキ、フエレット、アライグマなど)に多く見られます。
ネコ科動物はフイラリアに対して抵抗力が強いようです。一回発生すると突然死することもあります。
  • どのように感染するの?
すでに感染している犬(感染動物)の血液を、が吸血する際に、感染動物の体内に寄生しているフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)を一緒に吸い、蚊の体内にとりこまれます。
蚊の体内に入ったフィラリアの幼虫は、幼虫(赤ちゃん)から感染子虫(子供)に成長します。
その蚊が別の健康なイヌを刺したとき、刺した傷口から感染子虫(フィラリアの子供)が別の健康な犬の体内に侵入します。
健康な犬の体内に移った感染子虫(フィラリアの子供)は2、3ヶ月かけて、イヌの皮膚の下、脂肪、筋肉の中で2,3センチ位に成長します。
そしてさらに血管の中に入って、2、3ヶ月かけて大人になり、最終的に心臓に寄生します。
寄生した大人のフィラリアは、卵胎生で、ミクロフィラリアを生みます。
※フイラリア成虫の寿命 5~6年 フィラリア幼虫の寿命 2年程度です
  • フィラリアに感染するとどのような症状が出るの?
呼吸器系や循環器系が侵されるので、初めは軽いせき、元気がなくなる、運動を嫌がるようになります。
進行すると食欲がなくなり、激しいせき、血を吐く、血の色の尿をし、死に至ることもあります。

都市部では、フィラリアの予防が普及して、フィラリア症にかかる子も少ないようですが、まだ予防が徹底していない地域では、フィラリア症にかかる子もいるようです。
この病気に一度かかると、手術をするにも危険度が高く、命にかかわることが多いので、きちんと予防してあげましょう

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