2009年6月16日火曜日

犬の出産

犬の出産、分娩はどのように行われるのでしょうか?
赤ちゃんが産まれて来るまでは次のような過程で進みます。

前兆期

  • 出産が近づくと母犬の体温が低下します
出産24~48時間前 37・5~38.0度
24時間前 37.0~37.5度
12時間前 37度以下
  • 出産が近づくと母犬の食欲が低下します(出産12時間前)
母犬の様子の変化に注意しましょう。

第1期 開口期

母犬に陣痛が始まります。6~12時間続く場合があります。
食欲がなくなる、巣作り行動をする、震える、鳴くなどの様子が見られます。

第2期 ばん出期
胎児と胎盤を産み出します
胎膜を破き、胎児を舐め出します。
産まれた胎児に母犬が授乳をさせると、次の胎児のばん出を促すオキシトシンというホルモンが出るので、必ず授乳をさせるようにしましょう。

第3期 後産期
出産後5~10分後、胎盤をばん出します。
出した胎盤を、母犬が食べてしまうことがありますが、これは野生の名残で、下痢をしたり母乳が減ることもあるので、あまり食べさせないほうがよいかもしれません。
出産後子宮が収縮し、出血を止める働きをします。

休息期 5~60分後
次の胎児が産まれるまでの間です。
歩かせたり、水分補給をさせましょう。
次の胎児が3~4時間産まれてこなければ、帝王切開になることもあります。

愛犬を自宅で出産させる場合は、様子がわかるように誰か一人家にいられるようにしましょう。

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